ケルト、ケルト人、ケルト音楽についての記述
ケルトとは、「優れた者」を意味する言葉。また、ケルトとはアイルランド・ウェールズ・スコットランドの主要民族のことをいい、ケルト民族はヨーロッパ大陸からアイルランドへ渡りケルト文化を発展させたといわれています。ケルト民族は3000年以上の歴史を持つ民族といわれており、紀元前8世紀ごろ、中央ヨーロッパの鉄器文化にルーツを持ち、その後、ヨーロッパのさまざまな地域に広がっていったといわれています。一部は土着して他民族と混血したり、また奴隷として他国に連れ一部は削除されたりしました。残されたケルト人により純粋な形でその文化的な特色をアイルランドに残したのでした。ただしケルト人は文字を持たなかったので、自身の残した記録はゼロに等しく、幻の民ともよばれています。 現在我々が知り得るケルト人に関する記述は、主にギリシャ、ローマ人によるものですがさまざまな記述があり、ケルトの歴史についても解明されていない点が多いようです。
ケルト人は一般的に背が高く、筋肉質で、ブロンドの髪をしており、死を恐れず果敢に敵に突進していった為、 ギリシャ人やロ-マ人はそのような戦い方をする彼らを恐れおののいたという。 このように勇猛果敢なケルト人だが、組織的な行動が不得意だった為、ローマやゲルマンに敗れてしまう。もしケルト人が一度でも統一国家を持ったなら、歴史は大きく変わっていたかもしれないともいわれています。また、ケルト人はアイルランドの修行僧だとか、キルト姿のスコットランド人というようにケルト人という言葉を聞いて人がイメージするものは非常に多様であったようです。ケルト人のイメージが定まらない一つの理由としてロマン主義運動があげられます。この運動により神秘的なケルト人がさまざまな視点で解釈されるようになったそうです。スコットランドのガリアの伝説的詩人「オシアン」の作品と称するものによるとケルト人の過去がロマンチックに創り直される傾向がみられたということです。まだまだ謎につつまれた民族なのですね。
ケルト音楽とは、主にアイルランド、スコットランド、ウェールズ、フランスのブルターニュ、スペインのガリシア地方の伝承音楽で即興で演奏され、時には歌い、輪になって踊るために作られたものでこれらの地域で多様に受け継がれています。ケルト音楽のミュージシャンで有名なのはエンヤ。世界的ブームとなったケルト音楽の立役者で、透明感あふれる彼女の声に癒された人は多いのではないでしょうか。その他にもクラナド、ザ・チーフタンズ、シャーロット・チャーチ、カパケリなどがあります。ケルト音楽という言葉は、厳密にいうとケルト音楽といわれてる物が文化的にケルト民族に起源するのかどうかは定かではないらしく、また実際にケルト音楽という実体がある訳ではないようなのですが、レコード会社やCDショップおよび音楽雑誌などによって西ヨーロッパのケルト人達の民族音楽から発展し、受け継がれた幅広い音楽のジャンルを総称する際に作られた言葉であるといわれています。