仏壇や仏具は一生のうちで何回も購入するものではありません
モダン仏壇や家具調仏壇など形式や材質など後悔しないための知識が必要です
悲しいことですが身近な人に不幸があった場合、仏壇一式は四十九日法要までに揃えることが大切です。仏壇の購入には、本尊や花立、香炉などのろうそくや花のためのさまざまな仏具も同時に買い揃えなければなりません。仏壇本体プラス仏具を含めた予算を予定する必要があります。
仏壇を購入で重要なのは価格ですが、仏壇はひとたび購入すると、ほとんど買い換えることもなくずっと使用するので、あまり価格ばかりを重視するのでなく、本当に自分が気に入ったものを選ぶべきです。あらかじめ仏壇を備える部屋や位置を考えて、寸法を正確に計っておきましょう。
信頼できて安心のアフターサービスも充実している仏壇販売店を選ぶことが仏壇購入では最も重要なことです。メーカーで有名なのは仏壇のはせがわですが、知名度が高い販売店が必ず優良店とは限りませんし、小さくて無名でも良心的な仏壇販売店はいっぱいあります。良心的な仏壇販売店を規模で判断することは出来ませんので、最低でも3軒以上の仏壇販売店を訪問するのがいいと思います。
仏壇には、日本の伝統的な唐木仏壇の黒檀や紫檀を使用したものや、金仏壇の漆塗りに金箔が施してあるもの、新しい仏壇である家具調仏壇のマンションなどの洋間の雰囲気に合わせたものなどがあります。そのほかに、仏壇の形式としては、台付型や上置型、地袋付仏間用、が存在します。
唐木仏壇は、「銘木」の黒檀や紫檀などの木材の木目の美しさを生かした、明治時代からある伝統的な仏壇です。自然の木材の色や木目をそのまま生かして製作されるので、仏壇の値段も木材の種類や材質によって格段に変わってきます。
黒檀は唐木仏壇の材料として最も代表的なものです。主にインドネシアで産出されます。黒檀は非常に堅く、木なのに水に沈んでしまうほど緻密で、抜群の耐久性があり、虫や菌に侵食されにくく、乾燥性に優れていると言った特徴があります。黒地に美しい木目が浮き出た高級な木材として人気があり、かなり高価な木材です。
紫檀は、主にタイやベトナムなどで産出されるマメ科の木で、周辺は白色で、心材は暗紫紅色になっています。堅くて緻密な材質が特徴です。欅(けやき)は、ニレ科の木で、北海道を以外の日本全国で産出されます。その硬い材質が仏壇にちょうどいいので昔から神社や寺院建築などで使用されています。
桑は、日本各地で産出されますが、伊豆諸島で産出される「島桑」が特に銘木として名高いものです。緻密な年輪によって美しい木目と粘りを備える木材です。国内の銘木としても、最高級の木材とされています。唐木仏壇は、材質によって見た目もがらりと変わります。実際に仏壇販売店で実物を見て気に入ったものを探しましょう。
家具調仏壇は、別名インテリア仏壇やモダン仏壇などともいわれます。洋間のために新たにデザインされた仏壇なので、従来の仏壇とは趣が違い、インテリア性にこだわったシンプルなデザインになっています。家具調仏壇の主流は小型のもので、フローリングの部屋にマッチするデザインになっています。
家具調仏壇の材料は洋家具材と同じナラ、チーク、ニレ、クルミなどのを使用し、明るめの色のものが主流となっています。家具調仏壇の表面の木材は、木目印刷やプリント、無垢厚板張りや突板張りなどで加工され、価格は貼ってある木材の使用量によって変化します。
家系を象徴する家紋を仏壇に入れたものを家紋入り仏壇と呼びます。最近では自分の家の家紋に興味がない人も多くなっています。遠い先祖から伝承されてきた家紋を、仏壇の購入の機会に、あらためて見直してみるのも良いとでしょう。
小型の上置型仏壇と中型の地袋付仏間用仏壇、そして大型の台付型仏壇が全ての仏壇の形式に揃っています。仏壇を安置する部屋や場所に合わせて、サイズや形式を決めましょう。仏壇のサイズには、小さいもので高さが36センチから大きいものだと173センチくらいのものまであるので、いろいろな場所に対応できるようになっています。